mold(木型) [tools/jigs]
図面が入手出来たら、モールドを作ります。これはボディの型ですね。今回は000タイプです。アクリル透明板(0.5mm厚)にボディの半分を描き写します。その周囲の外側9mmのところに9mmの穴を12個開けます。
この穴はスプールクランプというサイドにトップ、バックを接着するときに使用するツールをつけるための穴です。私が持っている物は、旧型で現在の物はネジの部分が改良されています。
実は、もう少し数を増やした方が良いです。というのは、トップやバックを接着するときにクランプ間に隙間ができてしまうとその部分に圧がかからずに接着不良を起こす恐れがあるからです。クランプの今の間隔は58mm、直径は32mmなので、20個が良いと思います。これはトップ、バックの接着のところでも述べます。
アクリル透明板での型紙ができたら、ホームセンターに持って行って構造べニア材 (1800x 900mm 厚さ12mm)を購入し、4枚分加工してもらいます。残りの600x600mm2枚は作業テーブル板として使用します。また、600x50mm 4枚は、トップ、バックのブックマッチの時に使用します。残った600x300mmの板も取っておきましょう。
木枠2枚の間に挟む木を作ります。写真にあるように断面積40x40mm程度の大きさの直方体を何個か用意します。写真を参考にしてください。これを木枠の間に入れて接着しましす。
接着剤は、タイトボンドですね。これは、もっともポピュラーな接着剤で、私は、これでギター組立すべての木材同士の接着を行います。これもすぐに購入しましょう。
木枠の真ん中をつなぐ部分には、写真のようなオスメスのほぞとほぞ穴を作っておきます。これで左右の木枠の位置合わせをします。
さらにトグルクランプを付けておくと便利です。